夏が終わり、そろそろ基礎化粧品を切り替えようと思われる方も多いのではないでしょうか。
秋から冬は、寒さとともに乾燥した空気が流れ始める季節。
お肌のお手入れも重要ですが、その気遣いを髪にも向けてみてはいかがですか?
季節に適したケアをすると、美しい髪を保てますので、是非試してみて。
夏の疲れやダメージが秋になって髪に現れると言われています。
又、秋は一年で最も抜け毛が増える季節。
そのため、時季的な抜け毛であっても、頭皮や毛根、毛髪にトラブルを抱えたまま放っておくと、健康的な髪の毛が生えにくくなってしまうかもしれません。
髪は通常1日に50~100本抜けると言われていますが、秋には倍以上の200本に増えるとも言われています。 その原因は、夏のダメージ、季節性のもの、生活習慣、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまです。
◆夏のダメージ
夏の紫外線によるダメージ、皮脂分泌の増加、夏バテによる栄養不足、エアコンによる乾燥など、夏の間に受けたダメージや疲れが蓄積されて髪に現われてくると言われています。顔と同様に頭皮も乾燥を引き起こすと過剰な皮脂分泌を招き、髪の水分を奪ってしまいます。その結果、フケ・かゆみなどの頭皮トラブルやヘアダメージに繋がってしまいます。
◆生活習慣の乱れ
秋は気温の変化で体調も崩しやすい季節でもあります。体調や食生活の乱れの影響は、頭皮にも現れ、抜け毛も増えやすくなってしまいます。また美しい髪の毛のためには睡眠も重要です。私たちの身体は寝ている間に「成長ホルモン」が分泌され、肌や髪の修復が行われますが、睡眠不足が続くと切れ毛・枝毛・抜け毛、白髪が増える原因にも繋がります。
◆ホルモンバランスの乱れ
髪の発達には女性ホルモンが関わっており、バランスが崩れると薄毛・抜け毛に繋がってしまいます。秋は日照時間が短くなることや、気温が下がり始めることから女性ホルモンのバランスが崩れやすいと考えられています。
◆目の使い過ぎ
ヘアケアをしていても抜け毛やパサつきが気になる方は、もしかしたら日常生活が原因かもしれません。髪の毛を作る働きがある栄養素の1つに、メチオニンという必須アミノ酸があります。このメチオニンは目の疲労やアルコールの摂り過ぎによって身体の中でどんどん消費されて髪に行き渡らなくなります。現代人に多い、スマートフォンやパソコンの使い過ぎによって目を酷使し、髪に栄養が行き届いていない可能性も考えられます。
Contents
暑い夏ももう終わり。髪には何が起こっていた?
夏のヘアダメージの主な原因のひとつが紫外線。
一説によると、髪が浴びる紫外線量は肌の3倍だそう。
髪が紫外線を浴びると、キューティクルが傷ついて髪の内部からプロテインが流れ出してしまいます。
夏のレジャーと言えばプールや海水浴ですが、プールや海で泳いでいるときは日傘や帽子ではケアできませんよね。
実は、髪が濡れたままで紫外線を浴びると、さらにダメージは大きくなるのです。
その結果、髪の内部がスカスカになってしまい、パサついた手ざわりに。
そのため、夏にはキューティクル層のダメージに着目したトリートメントをする必要があります。
このように髪は可能な限りケアしていても、夏の終わりにはダメージが蓄積しています。
このまま秋冬に突入すると、どうなるのでしょうか?
髪にツヤがなくなってパサついて見えたり、抜け毛が増えたり、健康な髪の毛が生えない原因に…。
清潔感がなくなったり実際の年齢より老けて見えてしまったりすることもあるので、綺麗な髪の毛を維持したいですね☆
夏から秋へ、ヘアケアもしっかり“衣替え”を!
秋から冬にかけて、乾燥した空気でキューティクルがはがれやすくなり、ますます髪がパサついたり枝毛になったり。
弱った髪であれば、ブラッシングをするだけでダメージを受けることもあります。
ですから、この機会に、トリートメントも“衣替え”がオススメ。
秋冬の乾燥対策には、髪内部から補修する成分の入ったトリートメントでケアをすることがとても大切です。
特に1~2月は、湿度が20~30%まで低下する超乾燥状態。
その上、室内では暖房もガンガン効いていて、髪から水分が奪われてしまいます。
自宅でのお手入れで髪の保湿力をアップさせるためには、バスタイムにトリートメントを。
この際、乾燥しやすい髪の中間から毛先にトリートメントをしっかり揉み込むと効果的です。
目安は30秒、髪がやわらかくなるまできちんと揉み込みましょう。
もちろん、シャンプーも見直して、洗浄力が弱めなアミノ酸系シャンプーなどに替えるとさらに効果あり! シャンプーとトリートメントとの“衣替え”、ぜひお試しください。
意外!?こんなものまで髪のダメージの原因に!
秋冬の髪のダメージの原因は乾燥した空気、これはもちろんなのですが、実は気温と防寒グッズも傷みの原因になっていることをご存知でしょうか。
- 気温
- 乾燥
- 摩擦と静電気
まずは、
気温→寒い冬、体はコートなどにしっかりくるまれますが、帽子はかぶらない方が多いですよね。
実は、頭皮が冷えると血行が悪くなり、皮脂分泌が悪くなる。つまり、健康な髪が育ちにくくなり、髪に十分に脂が行き渡らなくなるのです。
乾燥→頭皮の乾燥も髪にはよくありません。 それどころか乾燥した頭皮がはがれ、フケとなって出てくる可能性も!
対処法→洗浄力控えめなシャンプーをつかう、スカルプケアエッセンスをつけてマッサージする、クッションブラシなどで頭皮のマッサージをしながらブラッシングするなど、頭皮に着目したケアをしましょう。
首、肩をほぐし、体全体の血行をよくしておくこともオススメです。
摩擦と静電気→もう一つ、防寒グッズによるダメージとは、ずばり、摩擦と静電気!
乾燥した髪がニットやマフラーとこすれてさらにパサパサ、傷みが進行します。
特にマフラーを取るときは要注意。髪がこすれやすく、その摩擦で傷んでしまうのです。
対処法→髪の水分を守ることが最重要課題です。
前述の通り洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーやしっとり系のトリートメントできちんとケアを。
また、シルクのナイトキャップをかぶり、就寝中の髪の乾燥や、枕との摩擦を防ぐのも一つの手です。
秋冬のヘア対策、真冬になって本格的に空気が乾燥する前にケアするのが大切です。
ヘアケア剤を見直したり、頭皮の冷えから来る血行不良にも注意したいものです。
しっかりケアして、秋冬を乗り切って、綺麗な髪で春を迎えましょう!!!
最後まで、読んで頂き有難うございます。内容がお役に立てれば幸いです。
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