こんにちは!
最近ではインスタでも素晴らしいヘアカラーが多くみられます。イルミナカラーやN.カラーを筆頭にとてもきれいな色の写真が多いですよね。
正しい知識があれば綺麗な髪色にする事は簡単です、そんなわけで今回はカラー剤の中身や役割についてシェアしていきたい思います。
みんなが少しでも素晴らしい髪色で、素晴らしい人生をおくれるようにがんばります!
さて、ひと昔前まではカラー剤やパーマ液などの薬剤があまり良くなく、種類も少ない時代がありました。
しかし、今の時代は驚くほど種類も多くなり、内容成分もや配合も変わってきました。
そして、それぞれの用途に合わせた専用のカラー剤が登場しました。
1暗くする専用
2鮮やかな色を出す専用
3すごく明るくする専用
など、それぞれに特化したカラー剤も多くなっています。
でも実際、美容院で美容師さんからカラー剤の詳しい解説などあまりしないと思います。
ですので今回は
自分の髪の毛は自分で守る為、少しの専門知識を学ぶという意味を込めて楽しみながら学んで行きましょう。
Contents
カラー剤とは?
カラー剤というのは
1剤と2剤を混ぜて作る事が多いです。
1剤の中身を簡単に説明すると
アルカリ剤、染料、クリームベース
の3種類が入っています。
クリーベースは塗布しやすくする物なのであまり関係ないです。
アルカリ剤と染料のバランスで使い分けます。
2剤の中身はオキシドール(過酸化水素水)です。
これも濃度で分けられていて、2.4%、3%、4.5%、6%位に分けられています。
数字が大きくなるにつれて明るくする際に使用します。
カラー剤の種類
現在、カラー剤の種類も多岐にわたり進化と枝分かれをしていき、種類も多くなっています。今回は9種類に分けて解説していきます。
アルカリカラー剤
グレイカラー剤
微アルカリカラー剤
ノンアルカリカラー剤
ブリーチ剤
酸性カラー剤
塩基性カラー剤
ヘナ
草木染め
今回はこの9種類に分けました。それぞれの特徴と説明を簡単にします。
これだけでも理解しておくと
ダメージ対策にはとても効果的だと思います。
1アルカリカラー剤
髪色が超綺麗!インスタ等で大人気のN.カラーを完全解説します。エヌドットカラーって何?オススメの色やレシピも紹介します。
これが1番ベーシックなカラー剤です。明るくする分にも暗くする分にも全てに対応していて、幅広く使われています。
明るくする時はアルカリ剤(多)染料(少)の1剤にオキシドール濃度6%の2剤を使うと明るくなります。
暗くする時はアルカリをあまり必要としないのでアルカリ剤(少)染料(多)の1剤で2剤がオキシドール2.4%や、3%を使います。
髪の状態を見ながらダメージの原因になるアルカリ量をコントロールしていくので、明るくもできるし暗くする事もできます。
また、染料の種類も多く、ブラウンからアッシュ、レッドまでほぼ全ての色相をカバーできます。
デメリットの部分は、やはりアルカリ剤を使うのでダメージは出てしまいます。(明るくすればするほど)
2グレイカラー剤
これは白髪染めの事ですね。灰色の染料を使うと言う事ではありません。
このカラー剤も、先のアルカリカラー剤に分類されます。
ですので明るくする事も暗くする事も出来ます。
最大の特徴は
やはり白髪が染まるって事ですね。これは染料が濃いからです。細かく言うとアルカリ剤の量も多いです。
白髪は、他の毛よりキューティクルがしっかりしている為少し太く、頑丈です。なのでそこに染料を反応させる為にはアルカリ剤もパワーが必要になるからです。
2剤のオキシドールは6%を使う事が多いです。
デメリットは
染料が濃い為あまり明るく出来ない事。
パワーも強いので毎回毛先まで使うと、髪がすぐにダメージしてしまう事。(ホームカラーの白髪染め場合特に注意)
なので、使うのは根元の伸びている2センチ位だけに使う事が多いです。
3微アルカリカラー剤
その名の通り、アルカリ剤をほとんど使っていないカラー剤です。
これは良く使います。うまく使えるとダメージをかなり軽減できます。
2剤のオキシドールは、2.4%や3%を使います。
特徴は
ダメージの原因にあるアルカリ剤がかなり少ないのでダメージレスでカラーする事ができ、また少量のアルカリ剤の力で発色も綺麗です。
デメリットは
アルカリ剤を使っていないので明るくする事ができません。暗くする専用カラーです。
4ノンアルカリカラー剤
こちらも先の微アルカリカラー剤と同じ使い方です。 全くアルカリ剤を使っていないのでダメージレスですね。
特徴は
完全ダメージレス
デメリットは
アルカリ剤を全く使っていないので発色は少し落ちます。
明るくする事ができない。
5ブリーチ剤
これは皆さん良く知るブリーチですね。
クリームタイプとパウダータイプがあります。
パウダータイプの方がパワーが強く、一般的なブリーチがパウダータイプになります。
とても強いアルカリ剤のかたまりです。2剤のオキシドール6%で2倍、3倍に溶いて使います。
デメリットの部分も多いですが、ブリーチをしないと出来ない素晴らしいカラーがあるので、しっかり考えて相談しながら施術しましょう。
特徴は
金髪や白近くまで明るくする事ができ、外国人風カラーや、グラデーションカラーなどをする場合にも必須になります。
色落ちが早いので、カラーチェンジしやすい。
デメリットは
やはりかなりダメージしやすい。
頭皮に付けるとしみる。(荒れたり、ただれる可能性もあります)
後に、パーマやストレートパーマをする事ができない。
色落ちが早い。
6酸性カラー
酸性カラーのメインはヘアマニキュアになります。
最近はあまり使われる事が少なくなりましたが、使い方によってはとても有効です。
特徴は
ダメージが全くでない。(酸性により少しだけ手触りがギシギシするが、ダメージではない)
アレルギーになる物質が少ないので、アルカリ剤よりはあれるリスクが少ない。
デメリットは
表面をコーティングするのでカラーチェンジがしにくい。(とくに塩基性の染料は全く反応しなくなる)
色落ちが早く2〜4週間で色落ちするマニキュアが多い。(色の濃さでも前後する)
頭皮に付けて塗れない。
明るくする事ができない。
7塩基性カラー剤
鮮やかな新ヘアカラー時代。マニックパニック、ロコル、スペクトラムカラーズ、塩基性カラーとは何?ホームカラーでも使えるヘアカラー!
画像の前髪の緑がそうですね!
若い方達の間でヘアマニキュアに取って代わって、メインになっているカラー剤です。
マニックパニック(通称マニパニ)やヘアバターなどが有名です。
特徴は
ダメージが全くでない。むしろ手触りが良くなる。
色の発色がめちゃくちゃ綺麗。(原色のピンクやグリーンにもできる)
このカラー剤じゃないと出来ない、原色に近いカラーが素晴らしい!
(個人的には職種とか関係なく、全ての日本人がこんな髪色を楽しめる日が来て欲しいです)
デメリットは
ブリーチで明るくしてからじゃないと特徴である綺麗な発色にはならない。
基本的には色落ちが早い。しかし、濃い色味も多いのでカラーチェンジする際次のカラーの邪魔をする事も多い。
8ヘナ 草木染め
草木等の自然の染料を使います。オーガニック派におすすめですね。
特徴は
頭皮に優しい。(でも荒れる場合もあります。)
優しい色、ふんわり薄い色になります。
デメリット
色が薄い。色持ちが悪い。
あまり染まらない。
まとめ
このように、カラー剤は新しく進化していっているのです。
病院でも施術内容が不明だったりすると不安ですよね?
美容室も同じだと思います。日頃使っているカラー剤に少しだけ目を向けて、そこからのダメージケアの手助けになれると嬉しく思います。
カラー剤を知ることで、余分なダメージ髪を救い素敵な髪を作っていきましょうね(^^)/
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