いきなりですが、現在日本にブリーチ、ハイトーンブームがやってきています。
美容室によってはブリーチ率が80〜90%あるようなサロンも沢山あります。
ひと昔前まではブリーチをする方はデザイナー、アパレル、美容師、学生が多かったですが、最近ではパソコンを使う仕事、フリーランスの方までブリーチを使用したハイトーンカラーを楽しみやすくなっています。
また、インナーカラーやポイントカラーでのブリーチ使用を含めるとブリーチの使用率はかなり高くなってきますね。
一昔前までのブリーチは、明るくなるけどダメージが酷く、
ヘアケアなんて度外視のスーパーダメージタイプか、痛みにくいけど全然明るくならないブリーチしかありませんでした。
そんな中、シュワルツからファイバープレックスというブリーチに混ぜる最強トリートメントが発売され、業界に革命が起こります。
さらに、初めからファイバープレックスが配合された超優秀なファイバープレックスブリーチが発売され、現在の日本ブリーチ界のスタンダードになっています。
そんなシュワルツコフから、またまた業界を震撼させる新ブリーチが発売されます!!
今回ご紹介するのはシュワルツコフから新しく発売されるブリーチ
“ファイバープレックス クレイブリーチ”です。
ファイバープレックス クレイブリーチとは一体何でしょうか?
Contents
ファイバープレックス クレイブリーチとは?
ヘアデザインを追求し続ける、クリエイターへ。この1品がデザインの質を変えていく。
ブリーチデザインの限界突破と継続性向上を叶えるために生まれた、ブリーチオンブリーチのためのクレイブリーチがファイバープレックスから日本初登場。
ファイバープレックス クレイブリーチ
内容量350g サロン価格3800円
ファイバープレックス クレイブリーチの特徴
ブリーチ・オン・ブリーチ時の負担軽減
・毛髪保護成分ジカルボン酸(コハク酸)が毛髪内部のフィブリルにしっかり定着して酸化のダメージから髪を守ります。
・カオリンクレイが緩やかで優しいリフト力を可能にします。
・うるおい成分としてアミノ酸2種(リジン、アルギニン)を配合。
★クレイ カオリンとは?
ケイ素やマグネシウムなどのミネラルを主成分とする粘土のこと。乾燥などから皮膚を守る化粧品などにも使用されます。
クリア剤以上、ブリーチ以下のリフト力
・ファイバープレックス パウダーブリーチより1.5〜2レベルマイルドなリフト力を持ちます。
・ファイバープレックスパウダーブリーチよりゆるやかにリフトします。
クレイ特有の操作性
独自の粘性で塗布した部分以外の薬剤の浸透がおきにくい。
・狙った部分だけに塗布できるので新生部、部分リタッチやフリーハンドのデザインが容易。
刺激臭が少ない
・刺激臭が少なく、美容師、お客様ともに快適な施術ができます。
ファイバープレックスパウダーブリーチとの併用で、攻守両面からのアプローチ。お客様に最先端のデザインを継続的にご提供出来ます。
★シュワルツコフ公式参考
要約すると、
通常のファイバープレックスブリーチより明るくはなりにくいけど、ダメージは極端に少ない。という事ですね。
さらに粘性があり、固めなので繊細なリタッチやバレイヤージュにも使いやすそうです。
これでリフト力が高かったらモンスタースペックになる所ですね、そこはファイバープレックスブリーチとクレイブリーチを混ぜて調整する処方みたいです。
次で使い方を紹介していきます。
ファイバープレックス クレイブリーチの使い方
1.クレイブリーチとox(イゴラオキシジェンダ)を1:1.5〜1:2の割合で調合します。
硬さがあるブリーチなので、黒髪からのリフトアップで使う場合はオキシ6%で良いと思います。
毛先の残留ティントを優しく落とす場合だと、3%や4.5%を上手く使う必要があります。
とにかく優しいブリーチなので使い所を見極めて使えるととても良いブリーチですね。
クレイブリーチが活躍する場面
ファイバープレックス クレイブリーチはとにかく良い質感、ダメージの少なさが特徴のブリーチです。
1.硬めの粘性が活かして1〜2センチの短めのリタッチ
粘性があるので、狙ったリタッチ幅に合わせやすい。リタッチペーパーを使うとなお有効です。リフト力弱めなのでブリーチリタッチで使う場合は根元にたっぷりためて塗布して下さい。
粘性がありバレイヤージュも綺麗に塗布できます。
使用感は本当に滑らかでめちゃくちゃ塗布しやすいです。ちょっと硬めの生クリームって感じです。
2.ファイバープレックスブリーチと1:1程度で混ぜてパワーとダメージをコントロール出来る
通常のブリーチに少し粘性をプラスしたい場合
通常のブリーチのダメージを大幅減したい場合
通常のブリーチのパワー少し落としたい場合
通常のブリーチのスピードを緩やかにしたい場合
これらの場合ブリーチとクレイブリーチを混ぜて使用すると効果が出ます。混ぜて使うパターンが1番ベーシックな使い方になりそうですね。さらにオキシの%をコントロールすると使い方は無限に広がり繊細なコントロールが出来そうです。
3.毎回ブリーチする方にはありがたい!
現実的に毎回ブリーチする事はとても難しいです。かなりのテクニックが必要になるし、事故を起こす確率が高いです。それがクレイブリーチの誕生で継続的に毎回ブリーチする事が可能になります。これは革命ですよねー!
4.残留ティントの除去
残留ティントの除去は上手な美容師でもオキシコントロールして減力したブリーチを使う場合が多いですが、さらに優しい瀬術が出来ます。
クレイブリーチ オキシ2% 3倍等でダメージを抑えつつ、緩やかに残留ティントを除去出来ます。
5.ブリーチオンブリーチの複数ブリーチ
ブリーチを2〜3回する場合とんでもないダメージになります。
そこでクレイブリーチの登場です。複数回ブリーチするならダメージや質感の差が格段に出てきます。
6.白髪染めのエイジング毛へのデザインカラー
個人的に1番おすすめの使い方です。現在美容業界全体でエイジング世代の白髪染めにデザインをというテーマがあります。
エイジング世代の髪の毛はダメージしています。
理由は
加齢によるエイジング毛(緩い縮毛のようになる)
短い間隔で繰り返す白髪染め
ホームカラーの場合は最悪
強めにかけるパーマ
等の理由でかなりダメージしているケースが多いです。
そんな髪に上品なデザインカラーする場合はダメージしにくいブリーチが必須になります。当店では白髪染めのデザインカラーのお客様の比率は80%を超えています。継続的に続ける為にもファイバープレックスブリーチ、ファイバープレックスクレイブリーチは大活躍します。
ファイバープレックス クレイブリーチのデメリット
そんなクレイブリーチにもデメリットになりそうな部分はあります。
価格は少し高いかも
ブリーチの単価からするとやはり高いと思います。ファイバープレックスブリーチは450gで3800円程度です。
クレイブリーチは350gで3800円程度ですが、クレイブリーチの方が質量が軽いので、量とすればファイバープレックスブリーチとほぼ同量か、少し多い位に感じると思います。上質な物は基本高いです。
リフト力は強くはない
ブリーチといえば色が抜けてナンボや!という美容師さんには向きません。。繊細なコントロール、髪を大事にしたい美容師さんに使ってもらってこそ生きるブリーチです。
明るくするには時間(放置時間)がかかる
とにかく回転させるベースの美容室にも向きません。放置時間90分とかおける美容室だと最高のパフォーマンスをだします。
やはり、使い方と使い所が重要ですね。とはいえ唯一無二のブリーチである事は間違いなく、海外のブリーチ市場ではクレイブリーチがメインなのです。
!!注意点!!
クレイブリーチを使う場合、放置中は必ずラップをして乾燥させないようにして下さい!!本当にクレイ(土)ぽく乾燥しやすいです。
ここから先様々な美容師さんの発想により新たな、画期的な使用方法が生まれる事は間違いありません。
今年も美容業界が面白くなりそうです。
まとめ
今回はシュワルツコフから発売する革命的ブリーチ”クレイブリーチ”を紹介しました。
特徴
ダメージが少なく質感が良い
粘性があり狙った所に塗布できる
刺激臭が少ない
リフト力は少し弱い(ファイバープレックスブリーチに比べて2レベル下のリフト力)
コストは少々かかる
2021年の3月に新発売になる商品なのでたくさん使って美容業界を新たなステージに引き上げましょう!
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