【手荒れで悩む美容師必見】治らないとあきらめていた手荒れを治す方法は簡単だった。

こんにちは。

美容師をしていると切っても切れない関係にある”手荒れ”。

本当に嫌ですよね。僕も手荒れには本当に悩まされてきました、、

しかし、あきらめないで下さい。その手荒れ、必ずよくなります。僕も数年間悩まされてきましたが、今はすっきり綺麗な手になっています。

今回は自分の経験談を交えながらその方法を紹介していきます。

Contents

手荒れ

手荒れが始まったのは美容師2年目からでした。

なぜか1年目の時は全然手荒れしなかったんですね。カラーもパーマもブリーチもすべて素手で扱っていました。

今思えばそれが良くなかったのかもしれませんね。

ともかく、手荒れが始まってからは地獄でした。

24時間365日痒い。。無意識に掻いてしまい指先はボロボロに。手首や体まで湿疹が広がりどんどん酷くなる一方でした。

病院に行っても「失礼ですけど、お仕事は?」

僕「美容師です。」

医者「それは仕方ないね。。とりあえず薬出しときます。」

このやり取りを何回したことか。

こんなに好きな仕事なのに。。って毎日思っていました。手荒れしない人には絶対分からんよね。この気持ち。

あくまで自分が治った方法なので絶対的な正解という分けではないと思いますが、試す価値ありなので自信を持ってご紹介していきます。

※僕の周りの美容師はみんなこの方法で治っています。

治療と予防

この記事をご覧になっている段階ですでに手は手荒れの傷だらけですね。

手荒れを治していくには”治療”と”予防”を同時にしていかなければなりません。逆に言うと、これが出来ると絶対よくなります。

ではそれぞれの対策をしていきます。

【治療】病院で手荒れに合った薬をもらう

手荒れで悩んでいる方は病院に行くと思います。中には全然病院にいかないアシスタントの方もいますが、必ず皮膚科に行くようにしてください。

そこで薬をもらいますが、この薬の出し方がマジで適当な病院が多いです。包帯巻いて行ってるのに患部すら見ずに診察時間1分で的外れな薬だけ渡された事も何度もあります。これだと全然治りません。

まず、自分の手荒れを見て下さい。

パックリヒビ割れていますか??

反対にジュクジュクにただれていますか??

手荒れは大きく分けてパックリ”ヒビ割れパターン”と”ジュクジュク爛れ”パターンの2種類に分けられます。

それぞれに合わせた薬を処方してもらいましょう。

パックリひび割れパターン

ステロイド配合軟膏

一般的な軟膏タイプのステロイドを使います。出来れば調剤薬局で調剤して処方してもらう方がいいです。難しいようなら既製品でも大丈夫です。僕の経験上、ほとんどの病院で必ず初めに処方されるステロイド薬が普通の軟膏タイプです。

これはひび割れ系の手荒れには効果的です。問題はジュクジュクパターンの方です。

ジュクジュク水疱パターン

このタイプの特徴は、手荒れ部分が痒くなり水疱が出来て、それが潰れてジュクジュクになります。

このタイプに通常の軟膏ステロイドを使っても水疱から出る水によって薬が患部に留まらないんですね。なのでひび割れパターンとは逆に患部を乾燥させる必要があります。

使う薬のタイプは”亜鉛華軟膏ステロイド”です。

亜鉛華軟膏をベースにステロイドを調剤してもらいます。亜鉛華軟膏はクリーム状の軟膏なのですが、患部につけるとカサカサの石膏のようになり水疱からでる水分で流される事なく患部にずっと留まってくれます。なので本来厄介な方であるジュクジュクタイプの方が早く治ります。

パックリ割れタイプ

☆通常の軟膏タイプのステロイド(保湿)

乾燥させたらダメ!薬で保湿する事

ジュクジュク水疱タイプ

☆亜鉛華軟膏ステロイド(乾燥)

保湿したらダメ(薬が流れて意味がない)。薬で乾燥させる事

この使い分けが非常に大切です。ちなみに当時の僕は季節なので両方のタイプを行ったり来たりしていたので、皮膚科で両方のタイプを出してもらっていました。

先生に言いにくいかもしれませんが、勇気を持って亜鉛華軟膏タイプのステロイドと普通の軟膏タイプのステロイドと両方下さい。と伝えるとほぼすべての病院でもらえます。(薬局内で混ぜて薬を作る調剤薬局と提携している皮膚科に行ってね)

使い方は夜寝る時に患部につけてガーゼや絆創膏をつけて綿の手袋をつけて寝るようにして下さい。

次に病院で一緒に飲み薬ももらっておいた方がいいです。アレグラアレジオンが処方される事が多いと思います。これは必ずもらっておいた方がいいです。

僕も飲み薬だけは今も欠かさず飲みます。

 

手荒れが酷いと夜寝ている時に患部を掻いてしまいます。せっかく塗り薬を揃えたのに意味がなくなってしまいます。飲み薬も併用して少しでも痒みをへらしましょう。僕はアレジオンの方が体に合っているので服用しています。

ちなみに、手荒れで傷口が出来ている状態の手にハンドクリームはおすすめしません!!皮膚が無い部分があるのでハンドクリームすら刺激物になってしまうのか、僕の場合はハンドクリームをつけた瞬間から劇痒の状態になってしまっていました。

ハンドクリームを使うのは酷い手荒れが治った後に、保湿の為に使う方が良いように思います。傷口が出来ている時は病院でもらった軟膏薬をハンドクリーム代わりに使う方がおすすめです。

傷口が出来ている状態では薬の方が良いですが、どうしてもこまめに保湿したい方はワセリンがおすすめ。

以上が治療になります。治療と同時に予防を心がけて短期間で手荒れを治しましょう。

【予防】仕事中は手袋を使おう

美容師をしていると手袋(グローブ)はよく使うと思います。出来るだけ手袋をつけて仕事するようにしましょう。

とは言え、僕も手袋はつけてカラーを塗ったりシャンプーをしたりしていました。それでも手荒れはしていました。では何を変えたかというと、、

手袋を完全に使い捨てにしたのです。

それまでは少し高めの良い手袋を洗って使い回していましたが、これがよくありませんでした。

じつは手袋は良く洗っているつもりでも、汗、薬剤、汚れは完璧には流れていないのです。

それを完璧に使い捨てにすると、衛生的にも良く、手袋が入らないという煩わしさも全くなくとても快適に使う事が出来ます。

これは本当におすすめです。確かにコストが少々かかるのですが、1ヵ月もあれば手荒れがかなり良くなります。

使い捨てと言いながらも、お客さん毎に付け替えています。100枚入りで900円から1000円程度のグローブを使うので、お客さん1人につき18円程度のコストになります。

※現在はコロナの関係で一時的に少し割高になっています。1500円〜2000円位

これで長年苦しんでいた手荒れとおさらば出来ると思うと安い物です。

次は手袋をつけてする仕事を紹介します。

手袋をつけてする事

シャンプー

必ず手袋をつけて下さい。カラーシャンプーも通常のシャンプーも必ず手袋をつけましょう。美容師によっては、お客さんに失礼にあたるという人もいますが、そんな事ありません。医者が手袋をつけて診断するのが失礼ですか?手荒れで酷くなっている手での接客の方が印象はよくないと思います。

洗い物や水仕事

美容師は水仕事が多いです。カラーカップやハケなどを洗う際はめんどくさいですが必ず手袋をつけて下さい。

カラー後のウエットカット

カラーの後にカットするパターンありますよね。

その時の髪の毛はたっぷりカラー剤を吸い込んだ状態です。その髪に素手で触るという事は素手でカラーを塗布している事となんら変わりません。

初めは手袋をつけたままだとカットしにくいのですが、慣れてくると普通にカットできるようになります。

また、ドライしたあとはカラー剤があまり手につかなくなります。ドライしてからカット出来る環境だと手荒れもかなり良くなります。

スタイリング剤をつける時

スタイリング剤をつけるときも手袋を使います。

ちなみに、僕が普段使っている手袋はニトリスの881と882と883を使っています。番号によって薄さが違います。883で岡本グローブと同じくらいの分厚さになります、価格も手頃でAmazonで簡単に買えるのでかなりおすすめですよ!

最近ではコロナの影響もあり、手袋をつけて仕事する事への違和感が全くなくなりました。

逆に、「気をつけてるんだ!」と感心されるくらいです。

まとめ

そんなこんなで現在にいたるわけです。

今でも毎日美容師の仕事をしていますが、手荒れは全くなく綺麗な手をしております。

手荒れに10数年間悩まされ、美容師だから仕方ないと諦め、病院の先生にも諦められ、完全に無理だと思っていたけど、こんな簡単な事で手荒れは治りました。

適切な薬と仕事中は手袋をする。ニトリスの使い捨て手袋で解決です。

僕の周りの手荒れ美容師はこれで手荒れから卒業しています。

手荒れは確実に克服できます!諦めずに一度試してみてくださいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

初めまして、オノです。 私は現役の美容師をしながら、筋トレや食事、運動のアドバイスもしています。このブログではお客様や、読者の皆様にプロが教える本当の情報をお届けできたらと思います。悩みや、疑問が少しでも解消され、豊かな人生を送るお手伝いができれば最高だと思っています。