知っていましたか??美容師が教えるトリートメント、コンディショナー、リンスの違いと使用方法!

こんにちは。

いきなりですが、トリートメントとコンディショナーとリンス違いってわかりますか?

なんとなくわかるよ。って方も多いかもしれませんが、この質問はすごくよく聞かれます。じつはあまりよくしられていないのかもしれません。

そんなわけで、今回この記事で詳しく解説していこうと思います。

1リンス、コンディショナー、トリートメントの違い

2使い分け方

3効果を最大にする、使用順

この3つについて解説していきます。最後までご覧ください。よろしくお願いします!

まず最初にリンス、コンディショナー、トリートメントの違いを簡単な表にまとめました。次にそれぞれの違いを詳しく解説していきます。

主な効果 作用する場所 修復度
リンス 髪のキューティクルの表面に吸着して保護、指通りを良くする。 髪の表面のみ(キューティクル)     
コンディショナー 髪の内部に少量の栄養素を入れ、表面を保護して指通りを良くする。 髪の内部(コルテックス)と表面     
トリートメント 髪の内部に多くの栄養素を入れ修復していく。髪の表面も保護、指通りも良くする。 髪の内部(コルテックス)と表面     大

Contents

リンス

リンスとは、シャンプーの後に毛髪の表面に皮膜を作り、滑りを良くして毛髪をカバーするものです。

また静電気を防ぐ効果もあります。シャンプーの後の濡れた毛髪は、マイナスの電気を帯びています。リンスの主成分はカチオン界面活性剤で、電気的にはプラスの性質を持っていて濡れた髪の毛に油剤と共に吸着します。その結果毛髪の表面が保護されるのです。

簡単に言うと、リンスとはイオン結合を利用して、髪の毛の表面にくっ付いて、毛髪表面を保護して、滑りをよくするものと言うことです。

そもそも、なぜリンスは登場したのでしょうか?

リンスとは英語で「すすぐ」の意味からきていてます。その昔、製造技術がまだ未熟だったシャンプーは石鹸に近いアルカリ性でした。

汚れはしっかり落ちますが、シャンプー後にアルカリ成分が髪の残ってしまい、キューティクルが開きぱなしになってしまいました。このままでは髪が強烈に痛んでしまいます。これを解決するために作られたものがリンスでした。

当時のリンスは酸性(クエン酸)で、これを使うことでシャンプー後のアルカリを中和していました。要するにシャンプー後に酸性の水で髪を「すすぐ」必要があったんですね。

その名残をうけ、現在でも髪表面に作用して髪を静電気から守り、保護して指通りを良くする効果があります。

適している髪の状態

カラーやパーマをしていない、痛んでいない髪の毛。

トリートメントやコンディショナーの後の仕上げ材

コンディショナー

リンスの保護効果をより高めたものが、コンディショナーになります。

シャンプー後の毛髪の表面を保護するという基本機能はリンスと同じですが、リンスにくらべて油剤や、コンディショニング成分の配合が多くなっています。

最近では、パーマやカラーをしていない人の方は少ないですね。それにより髪の毛がダメージしてしまう悩みに答えるようにコンディショナーが普及しました。表面に働くリンスのパワーアップ版ですね。

適している髪の状態

ダメージしていない髪

2,3回のカラーやパーマをしている髪

ダメージレベルが小の低ダメージ毛

トリートメント

トリートメントは髪の毛を滑らかにして、クシ通りや指通りを良くする働きがあります。

さらに、ヘアカラー等でダメージを受けた髪の毛に中に浸透してトリートメント(治療)成分を補給し、髪の毛にハリ、コシを与えたり、潤いを保持したりする働きがあります。

この効果がリンスやコンディショナーと全く違うポイントになります。

だから少し時間を置いて、髪の毛の中に浸透させるんですね。

そして、リンス効果と同じようにカチオン界面活性剤や、油剤が表面に吸着して毛髪を保護します。

簡単に説明すると、髪の毛の内部にハリ、コシ、潤いを与え治療する事

プラス、表面も保護できる万能ヘアケア剤です。

適している髪の状態

ダメージしていない髪

低ダメージの髪

5~6回カラーやパーマを繰り返した高ダメージの髪

キューティクルがパサパサになった髪

乾燥や湿気で広がる髪

収まらない髪

適している髪の状態でも分かるように、トリートメントにはリンス、コンディショナーの主な作用である表面の保護コーティングの効果も出来ます。よって全くダメージしていない髪~低、中ダメージ、高ダメージの髪まで幅広く対応、保護、修復する事が出来ます。

毎日のケアでリンス、コンディショナー、トリートメント何を使ったらいいか分からない場合は迷わずトリートメントを使いましょう!

ヘアマスク

ヘアマスクは、洗い流すタイプのトリートメントに属し、基本的な機能はトリートメントと同じです。

また、目的に応じてケア成分の含有量を高め、コンデショニング機能をより充実させたものが、パックや、マスクと呼ばれます。

完全にトリートメントのパワーアップ版ですね。

とは言え価格の高くなりやすい傾向にあるようです。1週間に一回程度の使用にして、集中ケアパックの日を作ってあげると良いと思います。

サロンシステムトリートメント

サロンでする完全にダメージ、コンディションに合わせたトリートメントです。

2〜3種類のトリートメントを重ね付けしたり、反応させる事で、髪の毛の中に浸透させ留めていきます。ケラチンタンパク質、水分、油分を計算して、しっかり補給でき、まさに治療できます。

そして、もちろん表面にも高性能な保護成分を吸着させ保護していきます。もっとも効果的なトリートメント、ヘアケアであると言えます。

おすすめの使用法

この事から、リンス、コンディショナーを使うメリットは正直あまり見当たりません。

おそらく値段もさほど変わらないので、迷ったらトリートメントを使うようにしましょう

おすすめは、毎日のシャンプー後にトリートメントを使います。

そして、1週間に2回ヘアマスクをトリートメントの代わりに使うと確実に状態が良くなりますよ。(蒸しタオルでターバンをして5分から10分は時間を置くように)

乾かす前には必ず洗い流さないトリートメントを使います。

まとめ

このように

大きく分けるとリンスとコンディショナー

表面をコーティングして保護する役割

トリートメントやマスク

髪の毛の中に入って、タンパク質や水分、油分を補給して治療する事と表面をコーティングして保護する事の2つをするのが役割です。

例えばトリートメントをした後でリンスも付けた方がいいの?良く聞く質問ですが、トリートメントだけで大丈夫です。

だって表面保護のリンス効果もトリートメントには入っていますので。

そのかわり、乾かす前に洗い流さないトリートメントは必ずつけるようにしましょう!

これからも皆さんのより良い生活のお手伝いが出来るような記事を書いていきますのでよろしくお願いします!

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ABOUTこの記事をかいた人

初めまして、オノです。 私は現役の美容師をしながら、筋トレや食事、運動のアドバイスもしています。このブログではお客様や、読者の皆様にプロが教える本当の情報をお届けできたらと思います。悩みや、疑問が少しでも解消され、豊かな人生を送るお手伝いができれば最高だと思っています。