こんにちは、寒くなってきましたね、新しいコートを着て鏡の前でチェック。
「あれっ、ちょっと待って!白髪が出てる!」
というわけでわくわくする気持ちに水を差す白髪問題。今も昔も悩みのトップランナーですよね?
今日は白髪と白髪染めについて知ろうって事をテーマにしていきます。読み終わる頃には少しだけでもポジティブに考えられるような内容ですので、ぜひ最後までお付き合い下さいね。
- なぜ白髪になるの?
- 白髪染め(グレイカラー)って何?
- 今や、白髪染めもファッションカラーも大差ない
- 根本と毛先のカラー剤の種類を変える
Contents
1なぜ白髪になるの?
それでは、なぜ白髪になるのでしょう?このページをご覧いただいて方でしたら必ず一回は疑問に思う事ですよね?
実は、これ原因が完全に解明されていないんです。このハイテク時代なのに奥が深い問題ですよね?そして何よりめちゃ難しい内容なので眠くならないように簡単に説明します。
色々原因はあるのですが、要はメラニン色素(髪を黒くする物質)を作ってる所メラノサイトの異常が直接の原因です。
ん?聞いた事はあるけどなんじゃそれ?そらそうなるよね。簡単に言うと、生まれたての髪ははじめ何も色がついてないんです。その後毛根内にあるメラニン工場(メラノサイト)で作られたメラニン色素が髪に送られて黒くなっていくのです。正確に言うと黒じゃないけど、ここでは黒でいきます。
そのメラニン工場が何らかの原因で活動休止してしまうと白髪になっちゃうのです。しっかり働いてよ~。って思うけど仕方ない。
何らかの原因というのがいつくかあります。
1.遺伝、年齢 2ストレス、病気、ホルモンバランスの乱れ3栄養不足
他にも原因はたくさんありますが、主な原因はこの辺があげられます。実際サロンで仕事をしていても遺伝と年齢が多いように思います。
白髪のことについて調べていると食生活や生活習慣、ストレスを避ける生活を心がけよう!みたいなブログが多く出てくるのですが、もちろん体にも髪にも良いのは間違いない!わかっています!でも、なかなか大変ですよね、むしろそれがすごいストレスになるよ。と思う事もあります。
そこで白髪染めの登場です。次は白髪染めについて知っていきましょう!
2 白髪染め(グレイカラー)って何?
その名の通り白髪も染める事ができるカラー剤です。ポイントは黒髪も白髪も同時に染める事ができるって所ですね。人それぞれ白髪の量は一定じゃないですからね、いっぽう、通常のカラー剤(ファッションカラー、おしゃれ染めとも言います)は黒〜茶色〜金色まで幅広くカバーしてますが、白髪を染める事だけができません。なぜでしょう?
カラー剤の中身は、大きく分けて3つの効果にわけられます、
1アルカリ剤(キューティクルを開いて染料を反応させやすくする為、髪を明るくする為)
2染料(ヘアカラーの元になるもので髪の毛の中で反応して発色する)
3クリーム基剤
クリーム基剤に関しては塗りやすくしたりという操作性の為に入っているのですべてに入っています。
白髪染めは白い髪に色を入れる事をメインにしているので染料が濃いです!そしてあまり知られていませんが白髪の毛はキューティクルがしっかりしていて、その他の毛よりも10〜30%ほど太いです。なのでアルカリ剤も多めになっているんです。高アルカリ、多染料って事ですね。
そして、おしゃれ染めはというと、明るくするか、暗くするのかで全く変わってはきますが、幅広い明るさの髪に対応させなくてはいけません。なのでアルカリ剤の量もピンからキリまで、染料は濃くする必要はあまりなく、鮮やかで豊かな発色をメインにしています。
一般的には黒髪用なので明るくする事を考えると、高アルカリ、少染料になります。白髪が染まらない原因は染料の量が圧倒的に足りないんですね。
でも、そう考えるとアルカリ剤と染料のバランスの問題になりますよね、だったらその2つを良いバランスにして両方染められる中間のカラー剤は無いの?ってなりますよね?次はそのお話です。
3今や、白髪染めもファッションカラーも大差ない
今の時代、白髪染めとおしゃれ染めのカラー剤にそんなに差は無くなってきています。一応白髪もしっかり染まりますよ。という事を美容師にもお客様にもわかりやすくするため、白髪用(グレイカラー)という風に分けられてはいますが、昔のように発色が濁るとか黒に近い色しか出ないなんて事はありません。
もちろん明るい色になればなるほど染まりが薄くなるのでしっかり染める事はできませんが、ちょうど白髪染めとおしゃれ染めの間をとったような、明るめで白髪も染めれる(限界はあります)カラー剤が増えてきているように思います。
そしてカラー剤だけでは無く、技術によって白髪染めとおしゃれ染めをミックスするような技もあります。私はこの方法をスタンダードなやり方にして綺麗な発色を出したり、ダメージを極力出さないように工夫しています。
一応ホームカラーの白髪染めで毎回毛先まで染めるのはすごいダメージになるので注意しましょう。またこの関係のテーマで記事を書く予定です。
4根元と毛先のカラー剤の種類を変える
このページをご覧の皆様はすでに白髪にお困りの方が多いと思います。白髪染めも何度かされていますかね?
基本的に白髪が生えてくる、気になる場所は生え際、分け目、つまり根元です。なので根元だけ白髪染めで染めます。(伸びている所だけなので1センチ~3センチ位までかな)
そして、中間から毛先はおしゃれ染めで染めます。そうすると髪のほとんどの部分をおしゃれ染めで染める事ができるので、暗くしたい場合は微アルカリカラー剤を使ってダメージレスに、明るくする場合は鮮やかな発色で、と使い分けながらのカラーが可能になります。デメリットが全く無くなりましたね。
これで今回はおしまいになります。白髪にお困りの方はすごく多いと思います。白髪の原因は様々ですが、多くのブログ等で紹介されている、生活習慣を見直したり食べ物を極度に制限したりする方法は体にはいい面もあるとは思うのですが、本当に大変だと思います。
効果がでる場合もあれば出ない場合もあるとも思います。(決して否定はしていません!私も軽い運動と食事には多少気を使っています!)
今まで毛染めはしていたけど何か最近白い毛が気になるのよね。ってなると美容師さんに根元だけ白い毛も染まるやつで染めて下さい、毛先はいつものファッションカラーで。と伝えて下さい。
じつはカラー剤も種類がたくさんありまして、アルカリ剤、微アルカリ剤、ブリーチ、マニキュア、塩基染料、等々もっといっぱいあるので(また違う記事で紹介する予定です)、今自分が使ってもらっているカラー剤の特徴等の話をしてもらうのも新しい発見があって楽しいかもしれません。
たしかに悩む、困る。が、そればかりでもしかたないので、私のおすすめの考え方は、白髪じゃないと映えない髪色もあるという事。髪型もあります。ファッションもあります。話し方もあります。生き方もあります。今、毛染めされているなら全く問題ないです。どんどんファッションナブルに髪型、髪色を楽しんじゃいましょう!
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