こんにちは。
いきなりですが、最近の髪の毛関係で一番検索されているワードをご存知でしょうか?
そうです、”髪質改善”です。
それほど今の髪質に満足していない、悩みに思っている人が多いんですね。
では、髪質改善とはどういう事でしょうか?
広がる、膨らむ、ガサガサ、ゴワゴワ、指通りが悪い、枝毛、、、
様々な悩みがありますが、ほとんどの場合が、くせ毛とダメージによるものです。
そうです、髪質改善に必要な技術はダメージしないストレートパーマ(縮毛矯正)とトリートメントです。
中でも、くせ毛が90%の原因を作っているのでストレートパーマが肝心になります。
でも、今までストレートパーマをかけて失敗したことないですか?今回はそんな髪質、くせ毛でお悩みの方や美容師さんに向けてビカク(美革)ストレートをおすすめします。
本当に画期的なストレートパーマ(縮毛矯正)ですが、使い方に少しクセがあるので詳しく書いていきますね。
Contents
ストレートパーマの失敗例
ストレートパーマはとても難しく奥が深い技術です。
取り返しがつかない失敗をするケースもあります。
多いのは、
ダメージでビリビリの髪になる、いわゆるビビり毛。
いかにもストレートしました!というピンピン毛
ブリーチ毛にストレートパーマをして千切れまくるポーラス毛
本当にひどいケースになります。美容師さんは必ず一回は経験しているはずですね。
今回紹介するビカク(美革)ストレートを使用すれば、これらの事故はほぼ無くなります。本当にストレートパーマという技術楽しく、喜ばれる技術に変わります。その秘密はPH(ペーハー)と還元剤にあります。
次で詳しく紹介していきますね。
ビカク(美革)ストレートとは?
ビカクとはワンストップという会社から発売されているストレート、ウェーブ、トリートメントを1つのカテゴリーとして捉えている新しいヘアデザインツールです。
ビカクはBIKAKUと表示される事もあります。
ビカクのコンセプトは低膨潤、高還元によってキューティクルのダメージを最小限にしていく革新的な薬剤です。
ツールの中でも、特にストレートパーマ用の薬剤が絶品です。
ビカク商品
RED(レッドレッド)
ジェルクリームタイプ PH9.0~9.5 アルカリ4.8~5.3 チオグリコール酸
ビカク レッドは一般的なチオグリコール酸をメインにしたアルカリ還元剤だと思って大丈夫です。アルカリ度は若干低めですがアルカリ性にちがいありません。とはいえ、もちろんスペックや性能は高いですよ。
GMT&Xクリーム
GMT250g
PHなし 還元濃度 54% チオ換算濃度29~31% チオグリコール酸グリセル
Xクリーム1000g
毛髪処理用トリートメント PH8.8~9.2 アルカリ0.3~0.8
ビカクGMTとXクリームは1:4で混ぜて使います。この混ぜたGMTクリームをさらにレッドと混ぜることで、弱アルカリ域でGMTとチオグリコール酸の両方を作用させる事が出来ます。ここがビカクストレートの最大のポイントで美容ストレート界の”革命”になります。
ビカク ブルー400ml
還元剤 システアミン、GMT、チオグリコール酸 PH6.3~6.7
アルカリ 無し
このブルーも特徴的な薬剤で弱酸性域のPHで3種類の還元剤を持ちます。ストレートの根元部分のリタッチにレッド&GMTクリームを使い、既にストレートしてある部分にブルーでコーティングしながら根元の薬剤をのばしていくと、滑らかにストレート部分が繋がります。
ビカク イエロー400ml
還元剤 システアミン、サルファイト、チオグリコール酸 PH8.2~8.6
アルカリ 2.3~2.7
このイエローも面白いパーマ剤ではありますが、弱アルカリタイプの3種混合パーマ剤です。
次の章で具体的にビカクのすごい所、革新的な所を書いていきます。
ビカクストレートのすごい所
ビカクストレートのすごい所はズバリ、、、
”髪を軟化させずにクセを伸ばす!”
ここにあります。美容師の方なら分かると思いますが、髪が軟化してびよ~んと伸びないとくせ毛自体も伸びないんじゃないの?そう思いますよね?
実は全然そんなことないんです。というのも、、
ストレートパーマの1液を付けて20~30程放置すると、髪がふにゃふにゃになっていきます。そして髪の毛1本を引っ張ると、びよ~んと伸びてゆっくり戻っていきます。
これがいわゆるストレートパーマの軟化チェックというやつです。しかし、実はこれってストレートパーマの1液に入っている還元剤ではなくアルカリ剤による作用がほとんどなのです。今までは還元の部分は目に見えないのでアルカリ軟化を目安にしていたんですね。でも過度のアルカリはスーパーダメージの元になります。ビカクのシステムを知っている今考えると普通のアルカリストレートほど危険な薬剤はありません。まじで怖いよ。
その点、ビカクはレッドとGMTクリームを混ぜることで、最終PH7~8台の弱アルカリ域でのストレートパーマを可能にしています。
PHを下げる事で弱まる還元力をGMTを入れることで補っているという事なんです。
まずGMTを酸性域で使わないって考え方が画期的ですね。
簡単に要約すると、アルカリ膨潤させないので、
ビビらない、ダメージがかなり少ない、固くならない、扱いが簡単で安全、ブリーチ毛でも対応可能になる。
この辺りのストレートパーマの欠点を完全にカバーしているスーパーストレートパーマ剤になります。僕はちょっとオタク美容師なので、pHをコントロールして完全に酸性化させたストレートパーマを作り、使っていたりもしますが、ビカクはそのままの製品で十分優秀な薬剤になります。
ビカクストレート(縮毛矯正)の基本的な使い方
ビカクストレート基本はレッドとGMTクリームをミックスして使います。
配合の目安は次の通りです
★GMTクリームの作り方 GMT:Xクリーム 1:4
バージン毛 | レッド単品 | ||
カラー1回毛 | レッド:GMTクリーム 1:2 | ||
13レベル以上 | レッド:GMTクリーム 1:3 | ||
ブリーチ毛 | GMTクリーム レッド10% |
例えば、10レベル位のモデルさんで1週間前にカラーしている方で半年前にストレート(縮毛矯正)をしていたとします。ストレートのリタッチをメインでやっていくパターンの場合、レッドとGMTクリーム 1:2のミックスを使います。
根元塗布後、放置時間20分~30分放置
毛先にブルーを塗布後、根元の薬剤を毛先にのばして5分で流します。
軟化チェックでは30%~50%程度しか軟化しません。なのでチェック方法はリングコームでシェープしてクセが伸びていればOKです。簡単でしょ?
アルカリ膨潤がかなり少ない為ビビりやハレーションする心配がありません。かなり安心でダメージは本当に少ないです。
ビカクストレートで唯一気を付けないといけない点は強い薬剤では無いという所です。強いクセを伸ばしきれない。という点だけ注意が必要で、ドライの時にウエット状態からツインブラシやロールブラシを使ってブローする事をおすすめします。
その後180℃のアイロンを使用してしっかりアイロンする事でほぼすべてのクセを伸ばす事が出来ます。
2液で終了です。
ビカクストレート(縮毛矯正)まとめ
ストレートパーマを使った髪質改善に必要な事はダメージさせないストレートパーマ。その為強いアルカリを使った通常のストレートパーマは厳禁!
とにかく優しい、ダメージレスなストレートパーマをするためにビカクはおすすめ!
ビカクストレートの特徴
弱アルカリ域のストレートパーマなのでアルカリ膨潤、軟化しない。よって、
ダメージがかなり少ない
ハレーションしない為ビビり毛にならない
固くならずに柔らかい
ブリーチ毛でもストレートする事が出来る
弱点
強いくせ毛を強力に伸ばす力は弱い。その為ウエット時からブローする事を推奨。
その他メリットはたくさんあります。何より失敗も少なくなりアシスタントさんでも、自信をもってストレートパーマ(縮毛矯正)が得意と言えるようになりますよ。
ぜひ一度使ってみて下さいね!
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